雑感:神戸文明博物館構想

神戸文明博物館構想は遂に幻に終わってしまった。 残念と言えばまことに残念の極みである。 昨今の経済情勢からすれば構想復活の目はあるまい。これを機会に博物館,あるいは知的文化資産の保護と継承についても再考を迫られている。 経済環境により文化の保護継承が注目されたり,大阪で物議を醸した橋下氏の行政に象徴的な公的支援のリストラ対象とされたり,内容の軽重にかかわらず厳しい風が当たっている現状に,もろさ,はかなさを感じずにはいられない。 現在を大事にし過ぎて過去を消し去り,未来に展望をもたない社会は「文化国家」を目指して飢えにも耐えてきた老人にはひときわ寂しい。平家物語の一節でも吟じようか。

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